先日参加した、登山道を使うレースで、ちょっと私としては残念な場面を見てしまったので書いておきたい。
それは、無事にゴールして下山中での出来事。
登山道を使うレースでは、都市型ロードマラソンと異なり、道を規制することはあまりない。
それに、登山道をレース専用という使い方はほぼ不可能。
だから、登山道を使う場合は、事前に看板を立てて、よく通る人達に告知したり、レースのホームページで告知したりして、
「ご迷惑をかけるけど、どうぞよろしく」というスタイルである。
なので、今回ももちろん、レース中には多くのハイカーさんから道を譲っていただいたり、追い抜いたりした。でも、それは当たり前なことではなくて、とてもありがたいことなので、余裕がある時には感謝を声に出す。今回は息が絶え絶えで声になってなかったけど、一礼して先に行ったりした。
で、下山中、レース参加されてたグループが仲よさそうにお話ししながら歩いて降りていた。
とても脚の速いチームの方々。
『今日は、ハイカーさん多くて、渋滞で思うように上がれなかった』と言っていた。
ああ……
ものすごく残念に感じた。
そしたら、すれ違って上がってくるハイカーさん達に、聞こえていたようで、
『ハイカーが多くて、、、だって』
『ね…言ってたね』
と苦笑されていた。
ものすごく申し訳ない気持ちになった。
脚の速いチームにとっては、1秒、1mがタイムに響くだろうから、道が空いている方がいいのだろう。
しかし、レースは日曜日開催。時間的にもハイカーさんの多い時間帯。
そういう条件の元で開催されるのだから、例え、そう思っても、誰かの気分を害するようなことを言うのは、せっかく脚が速いのにもったいないと思ったのです。
山でハイカーさんより速いペースで行動する際には、私は、無理やりには抜かしたりしないし、レースでも脚を止めることもある。
そうしましょう、って、トッププロのトレイルランナー達も言っているし、怖がらせたり不快な思いをさせてはいけないって思ってる。
でも、同じ山を楽しむ人達なので、
「今日はどちらへ?」と聞いたり
景色を一緒に眺めたり。
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これに尽きると、
人のふり見て我がふり直そうと
思った一コマでした。