三浦大知くんが
だいちシリーズ衛星のアンバサダーに就任し、関連動画を見て少しだけ理解した、にわかなのですが、光学衛星から得られる地上の情報はトレイルランニング(特に地図)にも関係するので書き留めておきたい。
2023/3/7
待ちに待った
H3ロケットと先進光学衛星だいち3号(搭載物)の打ち上げの日。
普通に仕事の日でしたが、カウントダウンからリフトオフまでは仕事抜けてライブ配信で見守りました。
2月の打ち上げの際には、
JAXA | H3ロケット試験機1号機による先進光学衛星「だいち3号」(ALOS-3)の本日の打上げ中止について
固体ロケットブースタ(SRB-3)の着火信号を送出しなかったため、本日の打上げを中止することといたしました。
白煙をあげてシーケンスが進んだものの、リフトオフができなかった。が、セーフティフォールとのことで、H3本体や衛星、発射地点への影響はなかったようで一安心した。
今年度の打ち上げは3/10までと決められているので、そこから急ピッチで原因究明、出来うるテストを重ねたことと思う。
そして、3/3のプレスリリースで3/6に打ち上げが設定された。
JAXA | H3ロケット試験機1号機による先進光学衛星「だいち3号」(ALOS-3)の打上げについて[再設定(その4)]
これが天候の関係で翌日の3/7に再設定されたのだ。
3/7
打ち上げシーケンスは無事に進み、10秒前辺りからの展開がすごかった!H3ロケットのSRB-3が点火され、機体がすっーーと上がっていく所作の美しいこと!
そして、2月の打ち上げの際には見ることが出来なかった、H3ロケットが高く飛んでいく姿を見て職場で1人涙していた。
そして、後ほどニュースでその後の事態を知り
また、職場トイレで泣いた。
JAXA | H3ロケット試験機1号機打上げについて(第一報)
ロケットはミッションを達成する見込みがないとの判断から、指令破壊信号を送信しました。
第二段エンジンが点火されず、衛星の軌道に乗せることが出来ないことから上記の判断が下された。
後でJAXAさんが配信してくれていたライブ動画を見返した。
とても冷静に中継してくださって、ありがとうございました。↓↓
H3ロケット試験機1号機/先進光学衛星「だいち3号」(ALOS-3)打上げライブ中継 - YouTube
SRB-3が分離され、ロケットの先端にいるだいち3号のフェアリング部分も外れて、軌道に乗る準備は万端のようだった。
その後の第二弾エンジンが予定時刻になっても点火されず、ロケットの速度がどんどん落ちていった。
本当に信じられないことだった。
第二弾エンジンは実績のあるLE-5。
それが点火しないだなんて。
参考:今回の打ち上げの計画書
https://www.jaxa.jp/press/2022/12/files/jaxa20221223-1-1a.pdf
とても有能な機能を搭載した、だいち3号
だいち3号(ALOS-3) – JAXA 第一宇宙技術部門 サテライトナビゲーター
これを喪失してしまった。
後継のALOS-4も開発中ではあるが、現在運用中のだいち2号の後継機種で、レーダー衛星。
光学衛星とはミッションが異なるのだ。
そして、だいち2号はすでに運用予定期間を過ぎている。
だいち2号が寿命を迎える前に、だいち3号を運用したかっただろう。
そして、衛星を搭載して打ち上がるロケットの方も、今回のH3ロケットが打ち上げ成功となればどんなによかったことだろうか。
関わっている方々の落胆の気持ち、とてもわかる。でもきっと、また顔を上げて、次に向けて進んで行くのだろう。
今回の失敗の報道後のアンバサダーからのInstagram
三浦大知 on Instagram: "H3ロケット、そしてだいち3号に会いに種子島宇宙センターに行かせていただいた時に撮った一枚 俺の背中側には発射場、左にはロケットが飛び立っていく大空とどこまでも広がる海 いつか来るその日を 最初の一枚が届くその日を 三浦大知チームはこれからも「だいち」シリーズ衛星、そして、このプロジェクトに関わる全ての方々を、一点の曇りもなく応援し続けます #JAXA #ALOS"
にわかだけど、今回の悲しさ悔しさを忘れない。
そしてこれからもだいちシリーズ衛星の開発を応援していきたい。
JAXAへの寄付も1つの応援の方法だ。
JAXA | 寄附金
諦めなければ、いつか、花開く時が来る。