ハセツネのHPに、今回のリザルトがあがっています。
http://www.hasetsune.com/result/cup_2017.html
完走率
第21回 82.5%
第22回 84.9%
第23回 86.8%
第24回 78.3%
第25回 74.1%
昨年(第24回)も蒸し暑く、その前の三年間より完走率が下がったのですが、今回はその昨年よりも更に完走率が下がりました。
暑かったですよね。
で、今年は種目一覧というのが掲載されていて
http://www.hasetsune.com/file/2017CUP_shumoku3.pdf
2332人スタートして、フィニッシャーは1729人!?
600人のリタイヤ…
(交通の便が悪く夜間がメインの山のレースでこれだけの人数を輸送された運営の方には頭が下がります)
で、⬆︎の種目一覧、男女別に数値が並んでいて、へえええと眺めていたら、
(筆者は理系の職場で働いてます)
ん!?
男性の完走率 72.9 %
女性の完走率 82.5 %
こんなにも違うのか!!
と思い、Twitterのお友達である タカさん
(@birdtaka )
に、
「ねぇねぇ、グラフ職人!お願い!見える化して♪」と
丸投…いや、お願いしたところ、快諾してくださり、いくつかのグラフを作って下さいました。タカさん!どうもありがとうございました。
※注意
タカさんは、私から依頼されて、ハセツネ公式の出した数字をグラフ化して下さっただけで、これ以降のグラフに関する感想は、私個人の見解であります。
また、ハセツネCUPは、今回も出走数の男女比が異なり(男子 2023人、女子 309人)、こういった母数の異なるデータをごっちゃに解析することはとても難しい、という前提でご覧下さい。
まずは、男女別の関門ごとの通過率。
第1関門では男女の差がほとんど無いのですが、第2関門で差が生じて、第3関門でも差は広がってるように見られます。
単純に女性の完走率の方が高いことにとても驚いたのです。
この差が生じた理由については、さまざまな理由が考えられると思います。
・装備の違い
・目標の違い
・不慮のアクシデントへの対処法の違い
などなど
グラフって面白いですよね。
男性参加者だけの関門通過率です。
40代と50代はほぼ同じ傾向です。
女性参加者だけの関門通過率です。
30代、40代、50代がほぼ同じ傾向です。
女性は全体で約300人しか参加者がおらず(元々の募集人数もそもそも少ない)、一人のリタイヤが全体の完走率に大きく影響をします。
例えば、約300人でスタートして3人リタイヤすると完走率は1%減りますが、男性の場合は約2000人でスタートして、3人リタイヤすると完走率は0.15%減ります。
つまり、このような参加人数に差がある場合、少ない母集団(今回の場合は女性出走社)一人の行動(レースを続けるかどうか)が、完走率としては大きく影響が出ると考えられます。
最後にフィニッシュタイム(1時間ごと)の男女別棒グラフです。
男性は14-15時間に帰ってくる割合が最も高く、女性では20-21時間の割合が高いです。
※訂正 20-21時間→21-22時間です。
しかし、面白いことに11-12時間に帰ってくる割合に関しては女性の方が高い。
ボリュームゾーンと言われる16-18時間の帰還者は男女共かなり多いです。
今回のように日中の気温が高いレースでもボリュームゾーンはあまりずれないのは面白い点です。
来年あたりに、初めてハセツネCUPに参加される方の、目標タイム設定等の参考になるといいです。
ハセツネCUPに向けて、準備をして練習をして参加をされた全てのランナーに敬意を込めて。
改めまして、グラフ作成を引き受けてくださった タカさん(@birdtaka)、どうもありがとうございました。
横浜マラソン、頑張ってくださいね♪