グラフ作成がご趣味の
たか (id:rungraph )さんが、ハセツネ2018のリザルトと一部2017との比較をするデータを取りまとめ、作図して下さいました。
たかさん、ありがとうございます!!
まずは、全体の完走率を関門毎に。
昨年も今年も同じような傾向で第1よりも第2関門リタイヤ多めだが、今年の方がやはり完走率低い。
男女共今年は完走率低下してますが、昨年も今年も女子の方が全体完走率高いんですよ^ ^
では、これを女子選手だけで見てみる。
10-30代女子。10代はサンプル数少ないです。
そもそも女子は353人しか出走していないので、男子よりはバラツキが大きくなります。
40代以降女子。
30代迄の選手の方が昨年からの下げ幅大きい。
次は、男子だけで見てみる。
10-30代
40代-50代
60代以降
男子は、30代迄の下げ幅少な目。
50代での下げ幅が目立つ。
次に、年代別の完走率の変化に注目してみる。
昨年の完走率に比べてどうなったかの図。
男女での傾向が違う。
男子は20-30代が暑さに強く、女子は40代以降のほうが暑さに強い、可能性がある。
前回大会からの変化のヒストグラム
マイナスなのは、前回よりも各関門への到達率が低下しているということ。
完走タイム毎のヒストグラム
女子
男子
リタイヤ率は男女共に今回上昇。
ゴールのボリュームゾーンも今回は後ろ倒しに。
今年のデータで、第1関門到達タイムを基準に、その後どこまで走ったか?
女子は、第1関門3.5-4.5時間の人達が第1関門でリタイア目立つ。
男子は第1関門2.5-3.5時間の人達が第二関門でリタイヤ目立つ。
7.5時間超でのリタイヤ率急上昇。
上のグラフから完走者を除く。
男女での傾向の違いがあることがよくわかる。
完走者のみ、ゴールタイムヒストグラム。
昨年と今年。
女子
男子
男子は綺麗に波がずれている。
女子はエリートランナーと市民ランナーの力の差が明確なのか?
男子は市民ランナーでも力のあるランナーがそこそこ居そうである。
昨年、今年どちらも参加しているランナーの
ゴールタイム比較
今年の方が速い方もそこそこいる。
(女子120名、男子782名が昨年今年連続出走。※1)
※1 (女子120名、男子782名が昨年今年連続出走。)」に関して、
(1)データ上で確認できた方のみなのでもれがあるかもしれません。
(2)昨年の「完走者」で今年の「出走者」の数です。両方出走で両方リタイアは含まれません。
☆ハセツネさーん、リタイヤ者も貴重な情報源なので、ドラフトデータは消さないでおいて欲しいの。。。
今年の方がタイムが速い人と遅い人。
横軸をさらに細かく区切った
昨年より5-10%タイムが遅くなる層が中央層に見える。
同じデータで、女子は17時間で区切る
男子は16時間で区切る
女子17時間未満、男子16時間未満の層で見る
女子17時間以上、男子16時間以上の層で見る
女子は今回速かった人は、前回も速い人に多い。
男子は、今回遅かった人は、前回速い人に多い傾向。
男女共、前回のエリート層での今回タイムの遅れが大きい。
昨年も暑かったですが、今年は更に暑い気温でのスタートとなったハセツネ。
完走率の低下、完走しても想定したタイムより遅れてのゴールとなったランナーが多いということがわかる。
来年は、おそらく10月下旬開催となり、気象条件はまた今年とは大きく変わりますね。
夜間の寒さ対策、冷えによる胃腸の不具合等のトラブルが考えられます。
トラブルをいかにして予測、回避し、ベストな状態を長時間持続できるか?
この辺りが、ハセツネの難しいところでもあり、懐が深いと言われる所以なのかなとも思います。
来年、参加される方の参考になれば幸いです。
たかさん、改めてデータ作成ありがとうございました♪