わたなべのトレイルラン頑張ろう日記

足の遅い筆者がトレイルランニング頑張りたい日記です

数値を視覚化 〜第25回ハセツネCUP 番外編〜

ハセツネのHPに、今回のリザルトがあがっています。

 

http://www.hasetsune.com/result/cup_2017.html

 

完走率

第21回 82.5%

第22回 84.9%

第23回 86.8%

第24回 78.3%

第25回 74.1%

 

昨年(第24回)も蒸し暑く、その前の三年間より完走率が下がったのですが、今回はその昨年よりも更に完走率が下がりました。

 

暑かったですよね。

 

で、今年は種目一覧というのが掲載されていて

 

http://www.hasetsune.com/file/2017CUP_shumoku3.pdf

 

2332人スタートして、フィニッシャーは1729人!?

 

600人のリタイヤ…

(交通の便が悪く夜間がメインの山のレースでこれだけの人数を輸送された運営の方には頭が下がります)

 

で、⬆︎の種目一覧、男女別に数値が並んでいて、へえええと眺めていたら、

(筆者は理系の職場で働いてます)

 

ん!?

 

男性の完走率 72.9 %

女性の完走率 82.5 %

 

こんなにも違うのか!!

と思い、Twitterのお友達である タカさん

(‪@birdtaka ‬ )

に、

「ねぇねぇ、グラフ職人!お願い!見える化して♪」と

丸投…いや、お願いしたところ、快諾してくださり、いくつかのグラフを作って下さいました。タカさん!どうもありがとうございました。

 

※注意

タカさんは、私から依頼されて、ハセツネ公式の出した数字をグラフ化して下さっただけで、これ以降のグラフに関する感想は、私個人の見解であります。

 

また、ハセツネCUPは、今回も出走数の男女比が異なり(男子 2023人、女子 309人)、こういった母数の異なるデータをごっちゃに解析することはとても難しい、という前提でご覧下さい。

 

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まずは、男女別の関門ごとの通過率。

第1関門では男女の差がほとんど無いのですが、第2関門で差が生じて、第3関門でも差は広がってるように見られます。

 

単純に女性の完走率の方が高いことにとても驚いたのです。

この差が生じた理由については、さまざまな理由が考えられると思います。

 

・装備の違い

・目標の違い

・不慮のアクシデントへの対処法の違い

などなど

 

グラフって面白いですよね。

 

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男性参加者だけの関門通過率です。

40代と50代はほぼ同じ傾向です。

 

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女性参加者だけの関門通過率です。 

30代、40代、50代がほぼ同じ傾向です。

 

女性は全体で約300人しか参加者がおらず(元々の募集人数もそもそも少ない)、一人のリタイヤが全体の完走率に大きく影響をします。

例えば、約300人でスタートして3人リタイヤすると完走率は1%減りますが、男性の場合は約2000人でスタートして、3人リタイヤすると完走率は0.15%減ります。

 

つまり、このような参加人数に差がある場合、少ない母集団(今回の場合は女性出走社)一人の行動(レースを続けるかどうか)が、完走率としては大きく影響が出ると考えられます。

 

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最後にフィニッシュタイム(1時間ごと)の男女別棒グラフです。

 

男性は14-15時間に帰ってくる割合が最も高く、女性では20-21時間の割合が高いです。

 

※訂正 20-21時間→21-22時間です。

 

しかし、面白いことに11-12時間に帰ってくる割合に関しては女性の方が高い。

 

ボリュームゾーンと言われる16-18時間の帰還者は男女共かなり多いです。

今回のように日中の気温が高いレースでもボリュームゾーンはあまりずれないのは面白い点です。

 

来年あたりに、初めてハセツネCUPに参加される方の、目標タイム設定等の参考になるといいです。

 

ハセツネCUPに向けて、準備をして練習をして参加をされた全てのランナーに敬意を込めて。

 

改めまして、グラフ作成を引き受けてくださった タカさん(@birdtaka)、どうもありがとうございました。

横浜マラソン、頑張ってくださいね♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

④ハセツネCUPレースレポ

 http://hatakofuru.hatenablog.com/entry/2017/10/12/165847

⬆︎の続きです。

 

第3関門を1.5時間ほど前に通過できてホッとしました。

ここから先は、ナイトトレイル講習会で、めちゃ楽しかったところ!

 

怪我さえしなければ、怪我さえしなければ!

 

レース始める前は、ここについた時点では歩いててもズタボロで、ストックを杖のようにして歩くことしか出来ないのではないだろうか?と思っていました。

 

でも、ちょっと急な下り坂は太腿が張っててしんどいけど、緩い上り坂とかはストレッチがわりになって、裏腿伸びて気持ちいいわーぐらいな感じでした。

 

最後の登りの日の出山山頂にも応援があり、

「最後の階段だよー」とか声かけてくれます。

 

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ここはまき道もあるのに、何故w

巻かない設定なのよ!!

 

日の出山の東屋ではたくさんのランナーが腰を下ろして休んでいました。

 

湿気が多かったからか、景色はあまり遠くまで見えず、休まず進みます。ラスト11㎞です。

 

ほとんどを歩いたお陰で足が残っており、てけてけと走りながら下ることが出来ました。

 

もうあんまり前には人が居ないのでは?

と思ったら割とポツポツとランナーがいて、

譲ってくださるので先に行きました。

 

下りは楽しいけど11㎞は結構長いよね。

ずっと走ると疲れてくるので、途中は早歩きも交えつつなるべく走りました。

 

残り5Kの表示が!

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あと1時間位で帰れる!!

 

後ろから軽快な足音聞こえてくるので、譲ろうとすると、「もう結構疲れてるので、いいですよ」とか言われたりしながら、ストック使いながら足元気をつけて進みました。

 

残り2Kの表示が!!

 

ランニング仲間がゴールに駆けつけてくれることになっていたので、

「あと2Kです!」とメールして急ぎます。

 

長い長いトレイル区間も終わり、アスファルトに出ると、ずーーんと足が重たい。

もうあんまり走りたくもないけど、ボランティアさんが途絶えず居るもんだから、走らざるを得ない。

 

最後の曲がり角を曲がるとゴールゲートが見えてきました。

 

帰ってこれたー

時間内にー

 

感極まってしまい、泣きながら走る。

 

ランニング仲間が見えて来て、大喜びで迎えてくれてさらに泣けます。

こんな私のために、お休みの日にこんな遠くに来てくれるなんて!

ランニング仲間の愛を噛みしめました。

 

そんなランニング仲間が見た、応援側からのハセツネCUPはこちら

http://runnerfujin.blog.fc2.com/blog-entry-123.html

本当にありがとう!!!愛してるよっ!

 

無事に怪我なくゴールゲートをくぐり、最後のマットを踏みました。

 

ハセツネCUP 71.5Kmの旅が終わりました。

 

初めての挑戦で、足ももたないかもしれない。

何度かそう思いましたが、一歩でも先へ行こう、次のピークを越えよう。それを繰り返すことで時間内にゴールでき、本当に嬉しかったです。

 

椅子に座るとスタッフさんが、シューズのチップを外してくれます。優しい♪

 

完走証と完走Tシャツ!

 

このシャツが欲しかったー!!

 

今年はマウンテンハードウエアデザインのピンク色でした♪

 

振舞われて居る豚汁をもらい、友人たちと休憩しました。

 

Qさんももちろんゴールしていて、みんなで豚汁乾杯♪

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安堵しましたー。

 

友人からの差し入れ♪

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私の好きなものを買って来てくれてありがとうございます!!

酪王カフェオレ、こんなにうまかったっけ?

 

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金精軒の黒蜜きな粉餅!

 

どれも美味しい。

最後までジェルも美味しく取れていたけど、やっぱりふつうの食べ物美味しい!

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裏山ペースで乾杯♪

私はプロテイン

ここのプロテインは飲みやすい。おススメ。 

 

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小麦粉を使わないカレールー

いろんな野菜の出汁が効いてチキンもほろほろ。

ピリ辛で疲れた体に効くー。

 

エイドは一箇所しか無いけど、いろんな人に励まされありがたかったです。 

こんな私のことを応援してくれた全ての方々に深く感謝します。

ーーーーーーーーーー

 

さて、ウオッチは心拍計測をオフにして測定しましたが、最後まで電池がもたなかった。それでも標高表示がやっぱり暗闇でも役に立ちました。

 

公式距離の62㎞辺りで電池が切れました。

 

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しかし、距離が辛口なんだなぁ、EPSON

山用のモデルでは無いので、仕方ないです。

 

Relive動画は、10時間以上になると有料なので今回は作れない。

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ラングリフ♪最後切れてるけど

ぐるり したよー♪

 

急登以外はいかに、淡々と同じようなペースで

歩いたかがよくわかりますよね。

 

そして、余った食べ物はこれだ!

(持って行った食べ物については、

http://hatakofuru.hatenablog.com/entry/2017/10/02/172912

を見てね)

 

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トレイルバターは月夜見までちびちび取って

半分くらい消費しました。

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ざっくり計算で、22時間で5000kcal位を消費しました。

ウォークメインだったので、メッツが低いものと思われます。

 

装備も、使わないものが結構ありましたが、これは削るのが難しい、、

今回だって、降水確率低かったのに、霧雨すごかったですしね。

 

気温が夜中でも高めで、上着は着ずに乗り切れました。

寒い時は、スタッフさん達がダウンを着るくらい冷えますので、スタッフさんの着てるものとかも判断目安になります。

 

[ ]

次の日は会社休みにしてて、ご褒美パンケーキ♪

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♪初めてのハセツネCUP♪

 

・最後尾からスタートすると渋滞45分

・のんびり歩いてると市道山で日暮れ

・第一関門で具合の悪そうな人多いけど、自分は大丈夫と思う。

・ナイトウォーク酔いに注意、時々荷物を降ろして肩や首を回そう

・第ニ関門は30分前通過でも間に合うぞ!

・夜が明けるまでは耐える、いずれ明ける

・ボランティアさん優しい

・応援が身に染みる

・試走大事(5月から月に1度は山に行った)

・筆者の足前はマラソン4:21

・7-9月は月間200㎞走行

・トレイルレースの最長距離は30㎞

ウルトラマラソンは65㎞完走(5月)

 

以上が22時間帰還のポイントかなと思います。

 

レイヤリング:

ファイントラックのノースリアンダー

ノースフェイス Tシャツ

スキンズ アームカバー

ノースフェイス ショートパンツ

激安タイツ(壊れなかった)

R × Lメリノウール 靴下

コロンビアモントレイル カルドラドII

ラッシュ12S リュック

 

レースレポ、長きにわたり閲覧ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③ハセツネCUPレースレポ

 http://hatakofuru.hatenablog.com/entry/2017/10/11/171815

⬆︎の続きです。

 

第二関門の広いレジャーシートにまたもや、

Qさん発見♪

また会えたー!嬉しいよー♪

 

ここは、唯一大会側から飲料を1.5L貰えるのですが、種類は水とポカリで量の配分は指定することが出来ます。

 

私は、

スタート時 → 第二関門での残量

 

ハイドレーションパック 1.5L → 0.5L

麦茶 0.6L →0.6L

 OS-1 0.5L →0L

トマトジュース 0.25L → 0.25L

でしたので、計1.5L消費していました。

(結構少ない消費量だと思いますが、いつもそんな感じなので、暑くても極端に消費しなかったし、脱水にもなりませんでした)

 

残りの区間は天然の水場もあるのですが、

ハイドレに水を1L、OS-1のボトルにポカリを0.5L入れて貰いました。

 

ポカリって美味しいですねっっ!!!

 

塩むすびも食べて、トイレ(災害用のテント式、ペール缶トイレなので、状態についてはご想像に任せます…鼻呼吸非推奨です…)

行って、出発です。

 

この時、近くにマーシャルの選手の方がいたので、少しお話し聞きました。

 

Qさんと一緒に再出発です。

またもや、霧雨すごくて道がよく見えず、、、

誘導灯とフラッグを探しながら進みました。

 

なんとなく私が先に歩いてて、遅かったよね、、、付き合ってくれてありがとう。Qさん。

 

44K 小河内峠に着いて、御前山登りが始まります。ここからは試走してあるので、様子がわかるのは強みでしたが、御前山!お前もか!しんどいぜーー!!

 

47K なんとか御前山に到着。もう夜が明けていました。

そこのボランティアさんが、

「おはようございます!ようこそ、御前山へ!

月夜見で心折れず、よくぞ来てくれました!」とか言ってくれて、超嬉しかったです。 

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ハセツネCUP どこのボランティアさんも心暖かくて、私たちランナーの気持ちをすごいわかっててくれてて、何も物は貰えないけれど、それだけに心が伝わる。そんな気がしました。

 

鳥たちがさえずり始め、朝になったなあと思いました。

夜が明けて行くときの森は本当に美しいです。

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夜のうちにゴールしちゃうランナーには味わえない醍醐味ですよ。

 

ここからは下り基調だし、怪我しなければゴールも出来そうな気がしたので、Qさんに

「ここからは走れるから!」と

先に行って貰いました。

 

Qさんは下りもうまくて、またすぐ見えなくなったw

 

私は慎重に、怪我しない、怪我しないと下りて行きました。

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50K 大ダワまでは案外、テクニカルな下りで走れないですね。

 

ここからは割とフラットで、大岳山の岩岩までは歩きやすいので、ストックワークでペースを上げました。

 

どの位速いかと言うと、ゼエハア言いながら小走りをしてるランナーを、ストックのウォークで抜かすことが可能な位。^_^

 

日が出て来てまた、暑くなりそうでした。

 

夜中は45-50分おきくらいに補給で間に合ってましたが、また30分おき位に補給をするようにしました。

もうあんまり固形は食べれず、セミドライももとスポーツ羊羹は美味しかった!

特にセミドライももは、うんまーーーい!

もっと持てば良かったな。

 

ジェルは、マグオンとCCDとメダリストの五種類のローテーションで飽きなかったし、ジェルとると元気になれたし、美味しかった!

私のジェル セレクション大成功♪

 

しばらく進むと、裏山ベースの じんけんさんの

ハンモックを発見!!

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なんだーーー!この優雅な画は!!

 

大岳山手前の岩岩部分は鎖場なのでストック邪魔なのですが、畳む時間も惜しいので片手に束ねて、もう片方の手で鎖を掴んで登ったら、ゴッツーーン!!!

岩に頭を打ったーーー。

幸いバフ越しに当たったようで、流血なくすみました、、、

 

手当の道具持ってるけど、ザックの一番下なので出したくないw

 

54K 大岳山山頂です。

 

ご覧ください!この美しい景色を。

 

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もうあまりに美しくて、後ろにいたランナーさんが「ご褒美だなあ」って言ってるの聞いたら、もうボロボロ泣けて来て(すんません、何回泣いてるの!?)

もっともっと眺めていたかったけど、もうここまで来たら早く帰りたい!!ってすごく思えて、写真撮って出発しました。  

 

ここからは、割と朝も早いのにハイカーさんともすれ違うようになり、

「頑張って!」と声をかけてくれたり、朝だし、人も居るしでテンションが上がります。

 

あれ?辛い要素、薄れてます??

 

しかし、大岳山下りも怪我しやすいポイントなので慎重にストックで岩の滑り具合を見ながら足をおきました。

 

御岳山までのルート途中はロックガーデン。

苔が!美しい!!

記憶にとどめて進みます。

 

試走の時はロックガーデンをずっと下ってしまいましたが、分岐に記しがあり迷わず、綾広の滝に出ました。

 

月夜見で貰ったポカリが進んでしまいw飲みきったのでそのボトルに冷たい天然水♪

 

あーーー、めっちゃうまい!!

ハイドレはやっぱり入れ物のにおいがするんですよね、、、仕方ないけど。

 

程なく58K 最後の関門に到着しました!

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やったあ!

再会したかった♡

長谷川恒男さんの記念碑!

応援の人だかりであんま見えずですが、心の中で、「ここまで見守って下さりありがとう」と言い、補給をしてたら、ボランティアさんにベンチを勧められたw

 

ありがとうございます。少し座り、最後の区間の補給を出して、ゴミをしまったりして再出発です。 

 

御岳山の綺麗なおトイレを借りて、泥だらけの手も洗い、顔の汚れ具合を確認し出発。

 

続きます。(次でゴールします!)

 http://hatakofuru.hatenablog.com/entry/2017/10/13/171014

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②ハセツネCUPレースレポ

http://hatakofuru.hatenablog.com/entry/2017/10/10/225256

⬆︎の続きです。

 

ストックは浅間峠以降使えるルールなのですが、ストック使えると、途端に楽になりました!

 

ストックは知人からの借り物なのですがw

 

長年のスキー経験と数年のバックカントリースキー経験を活かして、ストックワークで推進力を得ました。

(多分、ストック無かったら完歩できなかった、、、)

 

ここからの区間もすでに人が少なくて、単独な感じでした。

試走はしているのですが、昼間と夜ではやはり全然違って、今が何処なのか更にわからないです。

 

それでも走れる区間もあるので、走れるところは走りました。

そしたら、急にえづいてしまい、、、

 

なんとか堪えました!

先ほどの関門でアミノ酸サプリと胃腸薬をまとめて飲んだのが、よろしくないのか、疲れて胃腸が揺れるのが良くないのか。

 

攻めの歩きでしのぎます。

 

あと、平行感覚が狂ってきてて、長い登りを下を向いて黙々と登ってると、おえーーーって

感じになったので、少し遠くを見るようにしました。

 

金曜ー土曜の雨でたっぷり湿気が溜まってるのか、第1関門前から霧は発生しており、みずらかったです。

関門でヘッドライトに黄色いフィルムフィルターを貼りだいぶ改善しましたが、それでも視界が悪かったです。

 

数㎞先の峠や大きな道標のあるポイントを目標に、次の峠、次の峠まで行こう、と気持ちを立て直しつつ進みました。

 

ケータイをアームバンドに収納してましたが、どうもアームバンドが緩くて、、、

面ファスナーだし一番きつく締めても、すぐに手首に落ちてきてしまい、邪魔だなということで、第1関門でザックに入れてしまいました。

 

つまり、写真が無いです。

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 前後に人がいなくて、霧がひどくて

ライト越しに見える風景。。。ピンボケしとるし。

まぁ、でもこんな感じです!こんなんずっと見てたら酔うでしょ!!

 

32K の西原峠の1㎞手前から、なんか行き先方面から人の声が聞こえてきました。

 

だれか助けを呼んでる?

と思ったのですが、それにしては大きな声。

 

さらに近づくと、

「ナイスランでーーーーす!」

「ファイトーーー!」

 

あ!西原峠だ!

 

そう思いました。

 

夜中に、ボランティアスタッフさんが地声で言ってくれてるんです、誰かが通る度とかではなく、これから向かってくるランナーに向かって叫んでくれてました。

 

これがものすごく励みになって。

西原峠着いたら泣けてきました。

(書きながらも泣いてしまった、、、)

 

しかも、音楽もかけてくれてて、私が着いた時には、安室ちゃんのHEROが流れてて涙腺崩壊です。

 

まだ、半分終わってないのに。

 

これ以降は、脳内、安室ちゃんで歩きました。

 

ボランティアさんいて、下山道ある峠では

「リタイヤします」と言ってるランナーがいて、

 

ええええ、、、やめちゃうの?

私は続けてて大丈夫なのーー?

 

って思いました。

 

西原峠からはコース上最高峰の三頭山への長い登りが続きます。

 

疲れてきて、ストックを使っていてもペースが落ちます。

 

35K道標の手前で、後ろの女性ランナーから話しかけられました。

 

ヤバイ、、また、遅いって思われてる??

とビクビクしてたら、

 

‘キツイですねえ’

と優しく声をかけてくれて、そこからしばらくはその方と話しながら登りました。

 

‘もう水があまり無くて、キツイですけど、話してたら気が紛れた’

と言ってくださって、こちらこそ!!!!

と言いました。

 

その女性は2回目の出場で、前回もキツくて

楽しい要素があまり無いのに、忘れてエントリーしてしまった、と言ってました。

 

すごいなあ、ハセツネCUP

 

三頭山手前の避難小屋からもボランティアスタッフさんが声を張り上げてくれてて、嬉しい!

 

後ろについていた女性と感動を分かち合おうと振り返ったら違う人だった。

 

避難小屋でもジェルを摂り、三頭山山頂へ向かいます。

 

36K 山頂からもスタッフさんが大歓迎で迎えてくれます。

スタッフさん言うには、三頭山26時だと完走キツイとのこと。

 

私が着いたの25時位?

足もまあ動いてるし、ジェルも飲めてたので

月夜見でタイムアウト

悲しいな。。。

などと考えてました。

 

ここからの下りは難しくて飛ばせません。

鞘口峠に降りる途中でスタッフさんが登ってきて、

‘エマージェンシーシートで寝転んでる人、何人いました?’

と聞かれて、

 

「シートにはくるまってないけど、四、五人座ったり横になってる人がいました」

 と伝えました。

 

過去の方のブログにも書いてあるけど、第1関門以降は登山道脇に座ってる人、完全に寝てる人がたくさんいるのです。

計画的に休んでるのか、自分と戦っているのかわからないのだけれど。

 

38K 鞘口峠に着く前に、

スタッフさんが写真撮ってくれました♪

近くにテントも張ってあり、交代勤務!

頭が下がります。

 

鞘口峠着くと、あれ?

 

友人Qさん!!

Qさんはサブ4ランナーで、トレラン体質で速いので、レース中に追いつくとか微塵も考えてなかったので、びっくりしました。

 

Qさん、なんと!

三頭山避難小屋で仮眠してたそうです。

タフネス!

そして面白すぎますww

そんなQさんの完走レポがすごく楽しみだなっ!

(ブログで煽ってみる)

 

鞘口峠からは4㎞程で、第二関門なのですが

04:00に間に合うのか?

心配すぎました。

スタッフさんは、1時間で着くよーって軽く言ってましたけど^ ^

 

でもしばらくQさんと話したりしてたら、すごい覚醒してきて、とりあえず次行くか、という気になりました。

 

Qさんもすごい元気になったー!と

さくさく登っていく(彼女はストック無し!!)

 

見えなくなったww

 

鞘口峠から第2チェックポイントは試走できてない区間で、かつ

疲れた足に来る短い急登。

諦めて戻ってくる人が多いポイント。

と聞いてました。

 

確かに登ったり下ったりで疲れます。

しばらく行くと、ゆっくり歩いている男性ランナーに追いつきました。

しばらく付いていくと、私に向かってではないのだろうけれど

コースの解説をしながら、歩いていて、足の置場がものすごく

セーフティでした。

試走していない区間でロストもしたくないし、コース解説を

聞きながら月夜見まで付いていきました。

 

03:20位に42km 第二チェックポイント到着しました。

 

大勢のボランティアさんが出迎えてくれます。

あぁ、なんとか、ここまで来れたよーーー。

 

夜中なのにみなさん元気に笑顔で対応してくれて本当に嬉しい。

そして泣ける。

 

続きます。

 http://hatakofuru.hatenablog.com/entry/2017/10/12/165847

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

①ハセツネCUPレースレポ

第25回日本山岳耐久レース、おかげさまで完歩できました。

 

これ以降は、ハセツネCUPと略させて貰いますね^ ^

 

辛さを忘れないうちに

(辛いの忘れがちw)

書いていきたいと思います。

 

出るにあたり過去の参加者のブログとか読み漁りましたが、

 

〝キツかったですけど、目標の12時間達成しました!!〝

 

とか、レベルの高い方が多くてですね、、、

私の力量には合わず、装備も参考になりませんでした。

 

それでもなんとか私の目標タイムの20時間に近い方を見つけまして、参考にさせていただきました。

 

18時間以降を目指す場合は、

「ハセツネ 完歩」

で検索ですっ!!!!!

 

☆時間配分が参考になる完走者のブログ→「第24回 日本山岳耐久レース(ハセツネcup)前半」
https://ameblo.jp/fumfumsato/entry-12208425021.html


☆17時間台での完走者のブログ→第24回 日本山岳耐久レース(ハセツネcup)後半 | ふむふむのブログ
https://gamp.ameblo.jp/fumfumsato/entry-12208797002.html

☆試走ブログ2017/9月
https://twitter.com/fumfum0719/status/912320543465943040

 

 

当日は女性は、招待選手らが待機する建物が更衣室兼荷物置き、待機室(エアコン完備!)なのですが混み具合わからないし、少し横になっておきたかったので、8時くらいに武蔵五日市駅に着くように出ました。

 

駅前には感激の横断幕 !  

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あきる野市の皆さんありがとうございます!

 

 

駅前のコンビニも品揃えがたくさん。

 

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いろいろ、わかってらっしゃる!さすがです!

塩むすびを二つ買いました。

 

歩いて受付会場へ。

途中に何人もボランティアの方がいて、

道を案内しつつ「頑張って!」とか言ってくださいます。

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ボランティアさん、あちこちでありがとうございました。 

 

受付は10時からと書いてあったのですが、

着いたら直ぐにしてくれて、荷物検査は無くて

山岳保険の加入の有無だけのチェックでした。

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 こちらがスタート地点。

 

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受付の様子。

女子は一番右。女子は本当にどのトレイルレースもスムーズ。

 

春のハセツネ30では荷物にレインウエアと水1.5Lがあるかを確認されたのに、秋の本線は

「自己責任!」なのですね。

 

すっぴんで出向いたので、化粧して

テーピングして着替えをして、10時位に早めの昼食を取りました。

女性で完走目的の人は化粧どうしてるのか?

調べたけどわからなかった、、

メイク落としのシートと日焼け止めを持って走ったけど、、、使わなかったよ^^;

昼は、おにぎり二個と、バナナ食べました。

 

まだ更衣室も余裕があり、少しそこでシートを敷いて横になりました。

結局眠れはしなかったのだけど、少し体力温存できました。

 

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春のハセツネ30で優先権を取った友人が来るまで、となりの建物のブースを見に行きました。

 

粉飴のサンプル貰い(これがレース後の負荷に)、一通り見ました。

ブースの店番の人が、大概、レース参加者w

 

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 こちらはゴール地点。

ここにかえってくるんだ!!と密かに誓いました。

 

 

友人Qさんが来て、更衣室に戻り仕度を整えスタート会場へ行きました。

 

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会場では開会式が始まっており

すごい人数の変態が…(尊敬を込めて)

 

と、そこに

北島良子さんと奥宮さんが!!

写真撮ってもらい

「頑張ってね!」と言っていただきました♪

 

会場は自己申告のゴールタイム順に並びます。

16時間以上はひとくくりにされており、そこにいき皆さんの荷物の量をチェック。

 

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私の最終装備のザックはこんな感じに。

6kgくらいのありそう。

 

8-10Lのリュックにコンパクトにまとめてる人もいれば、縦走装備の人もいます。

 

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そうこうするうちに、スタート時間が近づき並んで前に続きます。

この時は緊張感無しでした(o^^o)

 

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立派なゲートをくぐりいよいよスタート!

既に感動♪

今回あちこちで感動してたかも。

辛かったけど!辛かったですよー。

 

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あれ!!奥宮さんと北島さん!!

ハイタッチしてもらいました。

写真が見切れてるー。

 

大歓声に見送られ、商店街の方々も見送ってくれました。

 

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今熊神社手前のプチトレイルから渋滞…

40分くらい停滞してたような。

私の後ろには100人位しかいないのです。

 

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 地元の方々の太鼓披露。

すごいいい音!ありがとうございました!

 

プチトレイルを抜けてようやく今熊神社へ。

 

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応援に来てくれたお友達とも会えて登り始めます。

知ってる顔見ると安心しますねぇ。

心が暖まります。

 

ザックが重いのでしんどいしんどい。

 

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今熊山を登る選手たち。

すでにばらけていました。

 

今熊山に登るとそこにもたくさんの応援の方が居て賑やかです。

そしてここにもお友達が来てくれていました。

ありがたい限りです。

 

鳥居を抜けてようやく流れるようになります。

流れに沿って入山峠へ。

予備関門があるのですが、さすがにそれはセーフ!

 

入山峠の渋滞はさほどでも無く、すぐにばらけました。

 

入山峠から醍醐丸までは、もう何度目?というくらい通ってて、流石にわかって来たよ!

 

前の人のペースに着いて行き、だんだん日が暮れて来ます。

尾根道でも森の中だと16時過ぎるとかなり暗くて見づらいのです。

 

12km、市道山分岐にてヘッドライトを準備しました。

腰ライトは最初からゼッケンとくっつけていました。

というか、ザックに入りきらないw。

 

15㎞醍醐丸でも応援の人がいて、少し休憩。

スイートポテトを食べたのですが飲み込みずらくてツライ。

半分ほど食べました。

 

ここから22㎞の第一関門 浅間峠までは試走してなくて

まじツラかった、、、。

そこそこ傾斜のある長い登りがあって、渋滞を作ってしまって

後ろの方に指摘されたりしました(凹むわー)

 

なんとか第一関門に到着。

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 次の関門が「野戦病院」と言われてて有名なのですが私の着いた時間では

すでにここも野戦病院でした。

 

寝転がっている人の多くは、自主リタイヤで

2人一組で40分ほどかけて下山をして大会の車に乗るようなのですが

下山のパートナーを組んだりするのに忙しそうでした。

 

レースを辞めてない人も、うなだれていたり、おえーーと気もち悪そうで

もらってしまいそうで、すこし離れたところで塩むすびを食べました。

 

おにぎり、美味しいんだが

塩 薄い。。。

 

マイ塩が必要です。

 

知人から借りたストックを出して、さあ出発です!

 

http://hatakofuru.hatenablog.com/entry/2017/10/11/171815

⬆︎に続きます。

 

 

 

 

信号待ちで話しかけられる系ランナー

私、信号待ちで話しかけられる系ランナーです。

 

シニアのお散歩の方から、

「速いわねぇ〜。アタシはもう走れないから〜」とか。

 

昨日は疲労抜きジョグ。

信号でぼーーーーーっと待ってたら、

自転車に乗ったおじいちゃまから話しかけられました。

 

おじい「横浜マラソン、出るの?」

 

私「横浜は、出ないんです〜」

 

おじい「じゃあ、新潟?」

 

(えっ!?もしかして、詳しい?走る人なのかな?)

 

私「新潟も遠いので、出ないですねぇ」

 

おじい「じゃあ、どれ出るの?」

 

(直近はハセツネだけど、ハセツネとか知らないかもしれないし、知ってても、ドン引きされるよな…)

 

私「つくばです」

 

おじい「いつなの?」

 

みたいな会話をしました。

そのおじいちゃまは、横浜マラソンのボランティアを2年連続されたそうです。

今年もされるのかもしれませんね。

 

昨日は空一面にうろこ雲。

ずっと眺めていたかったなあ。

 

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自然の風が作り出す雲の形に感動すらします。

 

昨日は職場からも富士山見えました。

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横浜からは直線距離80㎞なんです、富士山。

あちこちから見ることが出来ますが、富士山も

全国何処からでも見える訳ではないので、富士山が見える職場でよかったなあと思います。

 

ハセツネCUP前の練習はこれでおしまい。

いろいろ、足りないとは思うのですが

試走出来た(未踏のエリアが10㎞ほどありますが)のは、心強いです。

 

あと、知人から非常にパワー秘めたストックを借りるので登りが楽になる、はず。

(このストックは、知人が数々のレースを共にし走破してきているのです♪)

 

出し切ってきたいと思います!!